賃貸借契約 気を付けるべきこと
お部屋が決まり、「契約です!」その時に気を付けるべきことは何?
この仕事をしていると、いろいろな契約書を見ることがあります。部屋ごとに契約の内容が違うので、契約をする時は、良く理解してほしい点をざっくり申し上げます。全部を把握している方は少ないと思いますが、自分の契約です。費用などの大切な箇所は入居期間中把握しておきましょう。
・建物の名前、号室は間違いないか?住所は間違いないか?
・契約期間はいつからいつまでか?
・毎月の賃料以外に何かかかるものはあるのか?
・家賃の支払い方法。いつまでに何月分の家賃を支払うのか?
・更新の時は、更新料の他に何がかかるのか?
・特約に何が書かれているのか?
・原状回復はどのようなものなのか?
・早期解約の違約金
契約の際に、ほとんど説明されますが、初めて部屋を借りる人にはわからないことが多いと思います。特に特約の内容、更新時にかかる費用、月々にかかる費用、原状回復にかかるものは、契約時に必ず確認をして欲しいのです。原状回復にかかる費用は、退去時にならないとはっきりとしませんが、最低でもかかる特約に記載のあるものの費用は確認しておきべきです。
賃貸のトラブルで多いのは、原状回復をめぐるトラブルは多いです。退去時のクリーニング代と言っても、クリーニングする業者によって金額の変更がございます。1Kでも20000円~40000円ぐらいと幅がありますので、おおよその金額は把握しておくべきでしょう。今は、敷金0礼金0のお部屋が多くなりました。入るときは安く入れても出るときに費用が掛かります。必ず、確認しましょう。
早期解約の違約金は、入居時にフリーレントなどついていると違約金の特約があることが多いです。
その他、軽微な修繕や、造作を確認することは大切です。軽微な修繕とは、水栓器具のパッキン、蛍光灯の交換、ヒューズの交換など、消耗品の事です。軽微な修繕は、入居者の負担となることが多いのです。
造作については、基本的には不可になります。造作は貸主の許可が必要となりますので、よほどの事情が無い場合は許可はもらえません。許可が出たとしても、退去時に原状回復が課せられます。
簡単に把握しておいた方が良い点は書きましたが、契約書をもらったら、1度は目を通す事をお勧めいたします。
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