株式会社 In my room
2021年11月14日
大家さんの相談室
原状回復は闇雲に行っても決まりません。
最近の賃貸住宅は、設備が充実してきました。築年数の古めのお部屋は、普通に原状回復を行っても、簡単には決まりません。
時代と共に入居者の求めている部屋も、変わってきています。大家さんにとっては、耳の痛い話でもありますね。
築30年以上たってしまった場合、そろそろ設備を交換する事もあります。費用の掛かる話です。エアコン、TVインターフォン、追い炊き、温水洗浄便座など、求められることが多いです。
費用を掛けずに、「家賃が安いから、このままでいいって人に借りてもらいたい」と希望する方もいますが、なかなかそれだけでは決まらないのが現状です。簡単に言うと、可もなく不可もなく・・・・。決め手に欠ける部屋です。
設備に費用をかけても決まらない事もあります。全体のバランスです。設備は整っているのに、借りたいと思えない部屋。たまにあります。
原状回復とは、入居前の状態に戻す事ではありません。何年も前の現状に戻しても、今の借り手には、不向きな場合があります。
築年数が古くても決まるお部屋はあります。それがお得感だったり、入った時の第一印象だったり・・・・と。
大家さんは、綺麗に掃除したと言っても、他人から見て、「掃除したの?」と思われる部屋ならば、入居者が見ても「掃除したの?」と思う事もあるでしょう?
現在のニーズとかけ離れた原状回復を行うと、空室が長くなります。仲介をしてくれる不動産会社に、決まらない理由を、ハッキリ聞く事をおすすめ致します。
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