自主管理ができているオーナーさんの話 その①
自主管理のオーナーさんのお話です。
オーナーさんが家主業を始めたきっかけは、高齢になったご両親の代わりにやり始めたことだそうです。
ご両親は、不動産業者さんに管理をお願いしていたスタイルでしたが、家主業を引き継いだ時に、不動産会社の管理の内容に物足りなさを感じたそうです。
募集・契約・家賃管理・定期清掃・苦情・修繕・退去・更新などの業務が一般的で、毎月管理手数料を徴収されるのが、ちょっともったいない・・・と感じ、その時働いていた会社を退職し、家主業に専念しようと思ったそうです。
まずは、自分自身が物件を知ること
初めての管理業は何からしたらいいのか?わからなかったそうですが、独自で調べたり、勉強したり、セミナーへ参加したりと、少しずつ知識を増やしました。
不動産管理会社が行っていた1週間に1回の定期清掃。
これをまず解約し、自分で清掃を行う事に。近隣に住んでいるからこそ、出来る事です!ちょくちょく清掃をしていると、やはり自分で気になることが沢山出てきます!
「廊下がきたなくなったなぁ・・・」
「電気がキレてるじゃないか!」
「草が伸びてきたな」
「粗大ゴミが捨てられている・・・」
入居者には、掃除をしていれば挨拶はもちろんの事、感謝され、時にはちょっとした苦情も言われ、対処していくうちに「自分には家主業は向いているだろうな」と思うようになったそうです。
改善をしていくうちに、もっと自分に何かできないか?と思うようになり、更に勉強したそうです。
今の時代に、必要なリフォームや、入居者に選んでもらえる設備や仕様など、管理会社からの提案を受ける前に、退去の連絡が来たら自分でリフォーム業者と打ち合わせなどをして部屋の仕様を決めるようになりました。
ここまでくると、管理会社に管理をしてもらうまでもなく、自主管理で出来ると思い、管理を解約。でも完全に縁を切ったわけではなく、自主管理でお付き合いを続けています。
ポータルサイトに掲載してもらう事や、契約など自分自身で出来ない事だけ、不動産会社にお願いしています。家賃等の管理は、今は保証会社に入っているケースが多いので、滞納等の心配はありません。苦情なども、掃除などをしている時に、直接お話したりしているので、さほど問題ありません。
1年間で経費が大変削減できたそうです。
自主管理のオーナーさんは、自分の子供のように物件を扱っています。
やはり、手を掛ければかけるほど、物件にも愛着がわきます。
・ウェルカムボードの設置
・内見した時に、借主さんがサイズを測れるように、間取り図や、メジャー・ボールペ ンを用意
・手作りの入居案内にお部屋のポイントもご紹介
・スリッパはもちろんの事、靴ベラも用意
・トイレなどは、生花ではありませんが、1輪挿しなどを設置し、爽やかな印象に
・今の時代に必要な設備は全て揃っています。
自主管理だからこそ、こまめに清掃や空気の入れ替えが出来るのですが、正直、完璧です!案内するたびに、借主より、お褒めの言葉を頂いてます。
経費削減が出来たからこそ、入居者の為に出来るとのことです。一概に不動産会社の管理が悪いわけではないが、自分で出来る事は自分でやろうと思って始めたことが、成功になったとのことした。
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